ベビーシッターは、保育士とよく比較されますが、保育士は国家資格で、ベビーシッターは認定機関による民間資格となります。
ベビーシッター資格の認定機関は、厚生労働省認可の公益法人で、
全国の大手ベビーシッター会社が加盟する「社団法人全国ベビーシッター協会」です。
資格の受験資格が設けられていて、
【1】18歳以上であること
【2】ベビーシッター協会主催の2つの研修を修了していること
【3】一定条件のシッターの実務経験があること
の3点が求められます。
以前は、ベビーシッターの仕事をするために、特に資格は必要とされていませんでした。
しかし、女性の社会進出や、共働き家庭の増加などで年々利用者が増えてくるにつれ、「ベビーシッターの一定水準以上の能力の保証」を求める声や要望が広がり、ベビーシッター全体の信頼性と能力水準の向上を目的として、
2002年から、『全国ベビーシッター協会による資格制度』が設けられるようになりました。
これによって、一定の要件を満たすベビーシッターに対しては、プロの証として、”認定ベビーシッターの資格”が与えられるようになりました。
資格を取得するまでにかかる期間は約4ヵ月からで、試験は年1回、例年7月に実施されています。
合格率は平均90%以上となっています。